2016/02/14
年末にテレビで見かけて気になっていました。
パッと思いついたのは我が家で何度も買い替えているサイクルガレージ。
以下画像の黄色い丸のところです。
ここがだいたい購入から半年くらいすると壊れます。
アイリスオーヤマ サイクルガレージ CG-1000 グレー/ブルー
で、ご覧の画像のようにビニールテープで補修して2年くらい使ったら新しいものを購入、というのを繰り返しています。
まあ一万円しないくらいですから、2年も持てば元はとれてると感じてますが「もしやファイバーフィックスで補修すればもっと持たせられるのかな?」ということで試してみました。
調べてみたらそんなに高くない(気がした)ので、アマゾンでポチっと購入。
が、ここで誤って、4inch(10cm幅)のものを購入…。
FiberFix 4inch(10cm幅)×150cm 1ロール
後述しますが、FiberFixは使い切りです!
ビニールテープやガムテープのように「余ったらとっておいて後で使おう」ということができません。
また、FiberFixは素手で触ることができません。
いや、触ってもいいですが、注意書きに「FiberFix本体には絶対に素手で触れないでください」と書かれていて手袋までついてくるようなものに触りたくないですし、ハサミで切って使おうって気にもなりません。
なので、使い場所によって、インチ(幅)と長さとロール数を考えて買わないとだいぶ無駄にします。
ということで、4inchのものはどこかで使うことにして、改めて1inch(2.5cm幅)×3ロールのものを購入。
(保存期間は3年ということなので、どこかで使わないと…)
FiberFix 1inch(2.5cm幅)×100cm 3ロール
他にも2inch(5cm幅)×2ロールというものもあるので、破損箇所に応じて選ぶべし、です。
FiberFix 2inch(5cm幅)×125cm 2ロール
1inch(2.5cm幅)×3ロールのものの開封後の中身は以下。
FiberFixが3ロールと、それを扱うための手袋が3セット。
また、FiberFixを巻いたあとに、表面を滑らかにするためのビニールテープが3つ。
作業個所を滑らかにするための紙やすりが1つ。
思ったよりも、1inchのロールは小さい感じ。
これを見て、「あぁ、やっぱりお気軽には使えないものなんだなぁ…」とあらためて実感。
とはいえ、せっかく買ったので使ってみないと。
まず、破損箇所についているビニールテープを除去。
除去してわかったんですが、破損はだいぶ深刻…。
ここまできたらFiberFix使ったところでダメなんじゃないか感満載です…。
とはいえやってみます。
水をスタンバイして、手袋をはめます。
いよいよ作業に入りますが、説明書には「開封後、外気に触れますと硬化が始まりますので3分~5分で作業を終えてください」とのこと。
時間との勝負らしく、なんだかドキドキします。
作業開始。
開封して、FiberFixを水に浸し、モミモミします。
「水に10~20秒浸け、2、3回揉んでテープにしっかりと水を染み込ませてください」だそうです。
モミモミしました。
破損個所に巻き付けていきます。
巻き付けてみたものの、1ロールでは十分巻くことができず、しかも下から見たら覆いきれてないことが判明。
ケチケチして効果がなかったら意味がないので、もう1ロール使います。
巻きました。
巻いている感触ですが、ビニールテープやガムテープのようないわゆる接着テープのような接着感は全然ありません。
ゴワゴワしたやや硬い布のテープを巻いている感じです。
「補修剤」と書いてあるのでまあそういうことなんですね。
テレビで見た際にこの状態で水をびちゃびちゃつけていた気がするので、より硬くなることを期待して水をびちゃびちゃつけました。
その後、説明書に従って、付属されていたビニールテープを上から巻きます。
10~15分後にFiberFixが硬化したら外すんだそうです。
ですが、これが正直意味があるのかわかりませんでした。
表面を滑らかにする意図があるらしいのですが、しっかりつかないのでフワフワした状態になり、とても表面を滑らかにできそうな気がしません。
今回のような変形した箇所でなく、棒状のものを補修した時はよいのかもしれません。
意味がなさそうなので5分くらいで外してしまいました。
1時間ほど放置した結果が以下。
当然ですが、全く滑らかになっていません。
わかりづらいですが、乾いてます。
カチコチにはなり、屋根の上げ下げは容易にできるようにはなっています。
感触としてはよさそうです。
あとはこれでどのくらい持つのか。
経過は、追ってレポートしたいと思います。
ということで、FiberFixを使ってみての感想です。
(1) FiberFixは使い切りなので、使いどころと値段を考えて使用しないと無駄が多くなる(そこまで長くない上に、逆に容易に切ったりもできない)。
(2) FiberFix自体を手で触れないので慎重な作業が必要でお気軽ではない。
(3) FiberFixは粘着型のテープではなく硬めの布を水で硬化させて補修するイメージ。伸縮もビニールテープほどできないのである程度直線的な箇所の補修でないとダメかも。テープと考えないほうがよい。
ネガティブなことばかり書きましたが、よいところはたくさん情報があると思うので。
いまのところ棒状のものの補修には抜群の威力を発揮しそうですが、それ以外ではどうかな?という感じです。
この後の経過次第ですが、今回の補修に関しては、実際のところは、多少グラグラするものの、コストパフォーマンス的に数百円のL字継手のほうがいいんじゃあないかとは思ってます。
まあ、なにごともやってみないとわかりませんので。
もう片方はどうしようかなぁ?
<追記>
経過を報告できていませんでした。
作業後、一ケ月くらいでポール部分が抜けてしまいました。
やはり、接着するわけではないのでこういった用途には向かないようです。
補修する箇所がストレートでないといけないので、なかなか使いどころは難しいのかなぁと思いました。
使わなかったテープは、将来あるかもしれないエアコン配管の補修のためにとっておくくらいしか用途が思いつかない感じです…。